今、世界は大きなうねりの中にある。 地政学的なパワーバランスの変動、不完全な民主主義の軋み、そして、想定を超える速度で社会実装されていくテクノロジー(AI)。
かつて「人類を豊かにする」と無邪気に信じられていたテクノロジーは、今や明確に巨大な「力」そのものとなった。 そしてその力は、使い方次第で、いかようにも変質する。
我々は今、その圧倒的な力をどう制御し、何のために使うのかという、根源的な問いを突きつけられています。
綺麗事では生き残れない、この残酷な世界で
私は無邪気なユートピアニズム(理想郷)を信じる夢想家ではない。 テクノロジーがすべてを解決すると盲信するテック・イニシャリストでもない。
国家という巨大な枠組みの力学、歴史が示す人間の愚かさ、そして綺麗事だけではビジネスも、その先にいる人々も守り切れないという冷徹な現実を直視している。
我々はその濁流の中で生き、意思決定を下さなければならない。国家の意思に同期せざるを得ない局面もあるだろう。 しかし、その大きな流れに身を委ねながらも、我々には「絶対に譲れない一線」があるはずだ。
AIは「鏡」であり、ビジネスマンの矜持の試金石である
AIは自律的な意志を持つ魔法ではない。 使う人間の「倫理」と「意図」を増幅して映し出す、強烈な鏡である。
効率化や利益の追求、あるいは巨大な力への盲従の果てに、人間の尊厳を軽視するような使い方は、許容できるものではない。 道具に支配されるのではなく、高い倫理観を持って道具を統治する。 それこそが、最前線に立つ者の責任であり、ビジネスマンとしての矜持(きょうじ)である。
小さな組織が守り抜く「信頼の生態系」
時代がどう変わろうと、我々の足場は変わらない。
「クライアントの秘密と信頼を、命懸けで守り抜くこと」 「現場で流れる泥臭い汗を、確かな笑顔に変えること」
この極めてローカルで、手触りのある領域にこそ、我々の真実(リアル)がある。
世界全体の大きな流れを直接変えることはできなくとも、我々の手の届く範囲で、倫理に基づいた「信頼という名の秩序」を作り上げることはできます。
同じ波長を持ち、同じ矜持を胸に抱くパートナーたちと共に、静かに、しかし力強く、この混迷の時代を拓いて行きたいと思います。




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